東証33業種を10業種に分類してみました。
循環投資やセクター投資の基準になるのは業種(セクター)区分けです。でも、日本と米国では、その業種区分けが大幅に違っています。
日本株では、業種を33業種に分けられています。この33業種の分類は東京証券取引所で伝統的に利用してきた区分けです。
かたや米国株は11種類業種(セクター)です。この分類分けは「GISC:Global Industry Classification Standard(世界産業分類基準)」と言われています。
日本33業種、米国11業種。かなり差がありますね。
最近では日本でも、TOPIX-17シリーズが出来て33業種を17業種に分類するシリーズが出来きましたが、それでも少し数が多い気がします。
と言う事で、日本株を米国の11業種を参考に10業種(セクター)に分類してみました。
※独断で下記のように区分しました。
1.製造業:航空や鉄道、建設に関わる資材の製造・販売、商業サービスの提供する企業
→日本の33業種では:陸運業、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、建設業、卸売業、機械
2.素材:化学材料や金属材料などの企業
→日本の33業種では:金属製品、化学、ガラス・土石製品、パルプ・紙、ゴム製品、非鉄金属、鉄鋼
3.消費財:消費者向け小売業・製造業・サービス業を展開する企業
→日本の33業種では:小売業、サービス業、繊維製品、輸送用機器
4.エネルギー:石油ビジネスをおこなう企業
→日本の33業種では:石油・石炭製品、鉱業
5.通信:ネットワークを利用した通信サービスや、放送・広告の企業
→日本の33業種では:情報・通信業
6.ヘルスケア:医薬品や医療機器の企業
→日本の33業種では:医薬品
7.生活必需品:食品や日用品の製造・販売を行う企業
→日本の33業種では:水産・農林業、食料品
8.公共:電力やガス、水道などの企業
→日本の33業種では:電気・ガス業
9.金融:銀行や保険、証券会社、消費者金融の企業
→日本の33業種では:銀行業、証券、商品先物取引業、保険業、その他金融業、不動産
10.ハイテク:ハイテク企業
→日本の33業種では:精密機器、電気機器、その他製品
以上。